女だからバカにされたときの話。

まあそんなの世に生きていれば男女問わず自分の性別を馬鹿にされたりすることは一度はありますな。

以前から慕ってくれている後輩がいて、遊びましょう!って言ってくれたり誕生日にLINEくれたりするたびに、嬉しいなあって思ってて弟みたいな気持ちだったんですよ。まあ弟ほど近くはないけどそれが一番しっくりくる言葉だな。そんな感じで誘われたら時間を作ったりだとか、悩みをきいたりだとかしてて。

そんなある日、親しい友人から聞いたんですけど、その後輩が「あいつ(私のこと)なんか6000円でやれるわ」って言ってたようで。

その友人にもわざわざ頼んでもないのに悪口教えるなや、とか、6000円って援交より安いじゃねーかとか色々あるんですけど。

一番悲しかったのは、「後輩を、後輩として見てたのは私だけだったんだなあ」ということです。男だとかそんなのは意識せずに、人間として付き合っていたつもりだし、相手もそうだと思っていました。性的な目で見られることの怖さよ。


あと、こいつは女を下に見てるんだ、って感じがすごく気持ち悪かったです。やれる、ってなんですか。私そんなに下品な女なんですか。6000円払えば誰とでも致す女だと思って笑ってたんですか。

とにかくその時私はすごく悲しかった。辛かった。あんなに親しげにしてくれていた、こまめにむしろ相手から連絡をくれていた子が、まさか自分を見下していたなんて信じられますかね。人なんか信じなきゃよかったとか思いかねないですよ。なんで人間として見てたはずで、後輩といえども対等に接してきたつもりがこんな風に貶されなきゃいけないんだろう。私って値段つけられなきゃいけない人間なんだ、とか、人間として扱ってもらえないんだ、とか。

そんなのずっと気にする必要ないだろ、ってわかってるんですけど。一人身近な人を無くしたような、自分の人権を否定されたような気がして私には無理でした。

女を女だからこそバカにするやつは絶対に許さない。何気ない発言が性別の差別に繋がってしまうことの恐ろしさも改めてわかりました。あいつは殺す。

なーんて経験の話。